深度3度火傷の回復に必要な栄養と食事指針

深度3度火傷とは

3度火傷は皮膚の表皮・真皮の両層だけでなく、皮下組織、筋肉、腱、骨にまで損傷が及ぶ重度のやけどです。治癒には体全体の修復が必要となります。

エネルギー(カロリー)を多く摂取する

やけどによる組織修復と代謝の亢進に伴い、基礎代謝が大幅に上昇します。そのため、通常の1.5〜2倍程度の高カロリー食が推奨されます。脂質・炭水化物をバランスよく取り入れ、1日3食+間食でエネルギーを確保しましょう。

たんぱく質を十分に摂る

皮膚や筋肉、結合組織は主にたんぱく質で構成されているため、1日体重1kgあたり1.5〜2gのたんぱく質が目安です。肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など高品質なたんぱく源を意識的に摂取してください。

ビタミンとミネラルの重要性

ビタミンA、C、E、B群は創傷治癒に欠かせません。特にビタミンCはコラーゲン合成を促進し、皮膚再生を助けます。緑黄色野菜、柑橘類、ナッツ、全粒穀物などでバランスよく摂りましょう。亜鉛やセレンといったミネラルも同様に重要です。

十分な水分補給

やけどにより血管の透過性が高まり、体内からの水分喪失が増加します。1日あたり最低でも6〜8杯(約1.5〜2リットル)の水分を摂取し、脱水を防ぎましょう。水だけでなく、電解質を含むスポーツドリンクやスープも有効です。

サプリメントの活用

食事だけで必要量を満たすのが難しい場合、ビタミン・ミネラル・オメガ3脂肪酸のサプリメントが補助的に用いられます。医師や栄養士と相談のうえ、適切な製品と用量を選んでください。

実践的な食事のコツ

  • 小分けにした食事を1日5〜6回に分け、消化負担を軽減。
  • 高エネルギーのスムージーやプロテインシェイクで手軽に栄養補給。
  • 加工食品や過度の糖分・飽和脂肪は控え、抗酸化作用のある食品を中心に。

やけど - 関連記事