化学火傷の対処法と冷却手順
化学火傷の概要
化学薬品が皮膚や粘膜に付着すると、酸やアルカリによる火傷(化学火傷)が起こります。家庭、学校、工場などで、トイレ用洗剤、バッテリー酸、塗料除去剤、石灰、食器洗い剤、金属化合物、炭化水素などが主な原因です。痛みは軽度から重度までさまざまで、薬品の種類や皮膚に付着した時間によって変わります。
治療の基本目標
化学火傷の処置は、一般的な火傷と同様に「皮膚を冷やす」「被害者を落ち着かせる」「感染を防ぐ」ことが重要です。
必要なもの
- 濡れた湿布
- 清潔な布
- イブプロフェン(鎮痛剤)
- アロエベラジェル
対処手順
- 化学物質を除去し、流水で洗い流す
付着した薬品をすぐに取り除き、冷たい水で最低20分間しっかり洗い流します。乾燥した薬品は優しくこすって除去し、ジュエリーや衣類も速やかに外します。
- 冷湿布で皮膚を冷却
清潔な布に濡らした冷たい湿布を火傷部位に当て、血流を妨げない程度に軽く巻きます。痛みが続く場合は再度流水で洗い流します。
- 鎮痛・消炎のためにイブプロフェンを服用
痛みと腫れを抑えるため、指示された用量のイブプロフェンを服用します。睡眠や安静が回復に重要です。
- アロエベラで皮膚を保湿・鎮静
アロエベラのジェルをやさしく塗布し、皮膚の冷却と保湿を行います。自然な成分が刺激を和らげます。
注意点
重度の化学火傷や広範囲にわたる場合、すぐに医療機関を受診してください。目や口腔内の火傷は特に危険です。
