火傷の最適な治療法
米国では毎年100万人から200万人が火傷の治療のために診療所や救急部を受診しています(メリーランド大学医療センター)。火傷患者の大半は家庭内で事故に遭った子どもで、職場や自動車事故も主要な原因です。火傷は第一度から第三度に分類され、度数が上がるほど生命に危険が伴います。以下に各度別の適切な対処法をまとめました。
第一度火傷(軽度)
表皮(表面の皮膚層)だけが損傷し、赤みと軽い痛みが現れます。目の火傷は例外で、すぐに救急医療を受ける必要があります。
- 冷たい流水で10分間冷やす(氷や極端に冷たい水は逆効果)
- 患部を清潔な布で軽く覆う(包帯は感染リスクがあるため避ける)
- アロエベラジェルで痛みを和らげる
- 痛みや腫れが強い場合は、アセトアミノフェン(例:タイレノール)やイブプロフェン(例:アドビル)を服用する
第二度火傷(中等度)
表皮と真皮の両方が損傷し、赤みと水ぶくれが生じます。治癒には医療機関での処置が必要で、完治までに最大で3週間かかり、瘢痕が残ることがあります。
- 水ぶくれは決して破らない
- 医療機関まで時間がかかる場合は、はちみつを薄く塗布して感染予防を図る(ただし、アレルギーがある人は使用しない)
- 痛みや腫れが強いときは、アセトアミノフェンやイブプロフェンを服用する
第三度火傷(重度)
表皮・真皮が完全に失われ、皮下組織や筋肉、骨にまで損傷が及ぶことがあります。皮膚は黒・白・茶色に変色し、神経が破壊されるため感覚が失われます。直ちに医療機関へ搬送が必要です。
- 救急車が到着するまで、可能な範囲で衣服を取り除き、燃えている部分が膨張しないようにする(衣服が皮膚にくっついている場合は無理に除去しない)
- 冷水で軽く流す程度にとどめ、氷や極端に冷たい水は使用しない
- 自己処置での止血や包帯は行わず、専門医の処置を待つ
火傷は度合いに応じた迅速な対応が回復の鍵です。疑わしい場合は、まず救急医療に連絡し、適切な指示を仰ぎましょう。
