重度のやけど患者における体液喪失量を医師はどのように推定するか

パークランド式は、重症やけど患者の体液喪失量を概算するために広く用いられる計算式です。患者の体重(kg)とやけどによる体表面積(%TBSA)を基に、最初の24時間で必要となる輸液量を求めます。

計算式

4 mL × 体重(kg) × %TBSA

例として、体重70 kgで20 %TBSAのやけどの場合、必要な輸液量は次の通りです。

4 mL × 70 kg × 20 % = 5,600 mL

この5,600 mLは、やけど創部から失われた体液を補うための総量です。実際の輸液は、最初の8時間で半分(約2,800 mL)を投与し、残りの16時間で残りの半分を投与します。

留意点

パークランド式はあくまで目安であり、個々の患者の状態に応じて調整が必要です。血圧、尿量、血液検査結果などを総合的に評価し、過剰輸液や不足を防ぎます。

その他の計算式

パークランド式に加えて、ガルベストン式やバクスター式といった別の方法も使用されます。これらは患者の年齢ややけどの深さなどを考慮した算出方法です。

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