複数の火傷がある患者の正しいコーディング手順
正しいコーディングシーケンス(複数の火傷)
ステップ1:最も重症の火傷を特定する
最も重症の火傷は、総体表面積(TBSA)パーセンテージが最も高いものと定義します。TBSA が同じ場合は、顔・手・足・性器などの重要部位にある火傷を優先します。
ステップ2:最も重症の火傷にコードを付与する
最も重症の火傷は、ICD-10-CM 第19章の適切な火傷コードで記録します。コードは部位と深さ(浅層・部分層・全層)に基づきます。
ステップ3:その他の火傷にコードを付与する
最も重症でない火傷は、同じく第19章のコードで記録し、重症度の高い順に並べます。
ステップ4:外因コードを付加する
各火傷コードに対して、ICD-10-CM 第20章から外因コード(火災、熱液、電流など)を付加します。
例
以下の火傷を持つ患者を考えます。
- 左腕に15% TBSA の部分層(浅層)火傷
- 右脚に10% TBSA の全層火傷
- 顔に5% TBSA の表在性火傷
最も重症は右脚の10% TBSA 全層火傷です。コードは T23.41XA(右脚の全層火傷、初診)となります。
その他の火傷は次のようにコード付与します。
- T20.31XA(左腕の部分層火傷、初診)
- T14.01XA(顔の表在性火傷、初診)
全ての火傷に共通する外因コードは X94.0(熱い物体・物質との偶発的接触)です。
最終的なコードシーケンスは以下の通りです。
- T23.41XA
- T20.31XA
- T14.01XA
- X94.0
