舌のカンジダ症(口腔カンジダ症)の原因は何ですか?
舌のカンジダ症(口腔カンジダ症)は、口内に白くベロベロした斑点ができ、出血や痛みを伴うことがあります。食事がしにくくなるほど不快ですが、健康な人にとっては軽度の症状です。免疫力が低下している場合は全身へ広がる恐れがあるため、早めに医師の診察を受けましょう。治療としては、抗真菌剤入りのマウスウォッシュやトローチが処方されます。
原因
カンジダ菌(真菌)
舌のカンジダ症は、酵母の一種であるカンジダが過剰に増殖して起こります。カンジダは通常、口腔内に常在しており、細菌や他の微生物とのバランスで抑えられていますが、このバランスが崩れると増殖が制御できなくなります。
年齢
乳幼児は口腔カンジダ症がよく見られ、通常は自然に治ります(約2週間)。一方、加齢に伴い免疫機能が低下するため、高齢者でも発症しやすくなります。
免疫低下(HIV)
免疫力が弱まるとカンジダ感染が起こりやすく、特にHIV感染者ではカンジダ症が機会感染として頻繁に見られます。免疫が低下していると、舌のカンジダ症は全身へ広がる危険性が高まります。
糖尿病
糖尿病患者は唾液中の糖分が多く、カンジダの栄養源となります。そのため、糖尿病は舌のカンジダ症のリスクを大幅に高めます。
薬剤の影響
ステロイドや抗生物質など、一部の薬剤は免疫機能を抑制したり口腔内の微生物バランスを乱したりします。また、がん治療に伴う放射線療法や化学療法も免疫抑制効果があり、カンジダ感染のリスクを増大させます。
以上のような要因が重なると、舌のカンジダ症が発症しやすくなります。症状が疑われる場合は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
