アルコール依存症の治療計画と対策
アルコール依存症とは
アルコール依存症は慢性疾患とされ、身体的にアルコールを必要とする状態です。依存症であることに気付かない人も多く、飲酒量を制限できない、飲む衝動が止まらない、ひそかに飲むなどの症状が見られます。飲酒を減らす必要性や罪悪感を感じる場合は、問題があるサインです。若年期からの常飲や家族に依存症歴があるとリスクが高まります。男性に多い傾向があります。
治療の流れ
アルコール依存症の治療は大きく4段階に分けられます。
1. スタート(評価)
依存度を評価し、最適な治療方針を決定します。
2. デトックス(離脱)
アルコールの離脱は4〜7日間続き、重度の場合は痙攣やせん妄が起こることがあります。必要に応じて鎮静剤が投与されます。
3. 本格的な治療
飲酒以外の感情処理法を学びます。グループカウンセリングや支援団体が重要な役割を果たします。ディスルフィラムなどの薬剤は飲酒欲求を抑える目的で使用され、アルコールと併用すると嘔吐や悪心といった激しい反応が起きます。治療期間が長いほど、長期的な禁酒が維持しやすくなります。
4. 維持・再発防止
本格治療で学んだスキルを日常生活に活かし、再発リスクのある状況に備えます。アルコホリクス・アノニマス(AA)などの回復支援グループに参加し、12ステッププログラムを実践することで、1日ずつ禁酒を続けます。AAは180か国以上で約200万人が所属しています。
