小児白内障の病態生理と治療
白内障は水晶体が濁る状態で、子どもでも発症します。米国クリーブランド・クリニックの調査によると、約250人に1人の割合で小児期に白内障が見られます。濁りの大きさや位置により、視力が一時的に低下したり、永久的に損なわれる可能性があります。
原因
- 先天性:出生時から水晶体が濁っている場合。
- 遺伝性疾患や他の眼疾患。
- 外傷や全身性疾患(例:糖尿病)。
症状
- 視界が曇る、ぼやける。
- 視力低下。
- 光源を当てたときに瞳孔が暗くなく白く見えることがある。
短期的な影響
濁った水晶体が光の通過を妨げ、網膜へ像が届きにくくなるため、視力が低下します。
長期的な影響
乳児期に視覚情報が十分に得られないと、視覚回路の正常な発達が阻害され、早期に治療しないと永久的な視力障害につながります。視覚は約8〜9歳までに成熟するため、後年に発症した場合でも視力低下のリスクがあります。
治療法
視力に支障がある白内障は外科手術で濁った水晶体を除去します。除去後は、眼内レンズ(IOL)を植え込むか、眼鏡・コンタクトレンズで屈折を補正します。
