陰部からの異臭分泌物の原因は?

陰部から異臭のする分泌物(医学的には膣臭や膣分泌物)は、さまざまな原因で起こります。

主な原因

1. 細菌性膣炎(BV)

膣内の常在菌バランスが乱れることで起こる一般的な感染症です。特に性交後に魚のような臭いや不快なにおいが感じられることがあります。

2. カンジダ症(酵母感染症)

酵母菌(カンジダ)の増殖により、白く粘稠な無臭の分泌物が出ますが、甘い匂いや酵母特有のにおいがすることもあります。

3. トリコモナス症

トリコモナス・ヴァギナリスという寄生虫による性感染症で、泡状の緑黄系の分泌物と不快な臭いが特徴です。

4. 骨盤内炎症性疾患(PID)

子宮や卵管などの生殖器官が感染すると、異常な臭いの分泌物に加えて下腹部痛、発熱、性交時痛などが現れます。

5. 更年期

ホルモンバランスの変化で膣が乾燥しやすくなり、結果としてにおいが強く感じられることがあります。

6. 不十分な衛生管理

生理用品を長時間交換しない、日常的に外陰部を洗わないなどの衛生状態の悪化が、嫌なにおいの原因となります。

7. その他の性感染症(STI)

クラミジアや淋病など、一部の性感染症でも異臭を伴う分泌物が出ることがあります。

8. 異物の残留

タンポンや避妊具などが長時間膣内に残っていると、細菌が繁殖し強い悪臭を放ちます。

9. がん

まれに、持続的で悪臭のする膣分泌物は膣がんや子宮頸がんの兆候であることがあります。

なお、すべての膣臭が問題になるわけではありません。月経周期や妊娠によるホルモン変動でもにおいが変わることがあります。しかし、臭いが長期間続く、強い悪臭がする、他の異常症状(かゆみ、痛み、発熱など)を伴う場合は、速やかに医療機関で診断・治療を受けることをおすすめします。

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