淋病(ゴノレア)の合併症と長期的影響
淋病(ゴノレア)は、男女ともに深刻な合併症を引き起こす可能性があります。以下では、性別ごとの主な合併症と、男女共通の重篤な症例についてまとめました。
女性における合併症
- 骨盤内炎症性疾患(PID):子宮や卵巣などの生殖器に感染が広がり、不妊、子宮外妊娠、慢性的な骨盤痛を招くことがあります。
- 子宮頸がん:頸部への淋菌感染は、子宮頸がんリスクの上昇と関連しています。
- 不妊:卵管の瘢痕化により、受精が妨げられます。
- 子宮外妊娠:卵管の損傷により、子宮外で受精が起こりやすくなり、生命に危険を及ぼすことがあります。
- 流産:感染が妊娠維持に悪影響を与える可能性があります。
- 早産・低出生体重:妊娠中の感染は、早産や低体重児のリスクを高めます。
- 敗血症:稀ですが、菌が血流に乗り全身に広がり、命に関わる状態になることがあります。
男性における合併症
- 尿道炎:尿道の炎症により、排尿時の痛み・灼熱感・かゆみ、膿様分泌物が現れます。
- 精巣上体炎:精巣上体が感染し、陰嚢の痛み・腫脹・圧痛を引き起こします。
- 不妊:精巣上体の瘢痕化が精子輸送を阻害し、妊娠力が低下します。
- 敗血症:稀に菌が血流に侵入し、全身性の重篤な状態を招きます。
男女共通の合併症
- 全身性淋菌感染(DGI):菌が関節、皮膚、心臓など全身に拡散し、発熱、寒気、発疹、関節痛・腫脹を伴うことがあります。
- 心内膜炎:心臓の内膜に感染が及び、発熱、倦怠感、体重減少、息切れなどの症状が現れます。
