突然の大量抜け(髪の毛が一塊になる)の原因
髪の毛は頭皮の毛包が一定のサイクルで成長と休止を繰り返す自然なプロセスです。休止期に毛が抜け、次の成長期に新しい毛が生えます。日常的な抜け毛は正常ですが、急に大量の抜け毛が起きた場合は原因を調べる必要があります。早期に原因が分かれば、生活習慣の改善や薬物療法で対処可能です。
薬剤による抜け毛
- 化学療法、抗凝固薬、経口避妊薬などは毛の成長サイクルを妨げ、突発的な抜け毛を引き起こします。薬剤の中止や変更で回復することが多いです。
免疫系疾患
- 円形脱毛症(アロペシア・アレアタ)は免疫異常が原因で急激に毛が抜けます。多くの場合自然に再毛が期待できますが、ステロイド注射などで促進する治療も行われます。
甲状腺疾患
- 甲状腺機能亢進または低下は代謝バランスを乱し、毛周期に影響して抜け毛を起こします。血液検査で診断し、適切な薬で管理します。
ホルモンバランスの乱れ
- 出産後のホルモン低下や、体内の過剰なアンドロゲンは抜け毛の原因となります。副腎や卵巣の腫瘍がアンドロゲン産生を増やすケースもあります。
機械的なダメージ
- きついポニーテールや三つ編み、バンなどで髪を引っ張ると毛根が弱り、抜け毛や毛流れの乱れが起こります。
ストレス
- 強い精神的・肉体的ストレスは毛周期を乱し、多数の毛包が同時に休止期に入ります。抜け毛は6〜12週間続くことがあり、女性に多く見られます。
栄養不足
- 極端なダイエットや消化吸収障害により必須栄養素が不足すると抜け毛が起こります。ビタミンB群や亜鉛は特に重要で、食事改善で回復が期待できます。
