頭皮から引き抜いた髪は再び生えてくる?

事実

正常な毛髪は成長期、休止期、脱落期というサイクルを繰り返します。毛根が損傷しない限り、このサイクルは続きます。頭皮から髪が引き抜かれた場合、毛根が傷ついていなければ通常は再び生えてきます。引き抜き行為が毛根を破壊した場合は、永久的な脱毛になることがあります。

ヘアスタイル

タイトな編み込みやコーンロウなど、髪を強く引っ張るヘアスタイルは、前頭部の髪が徐々に引き抜かれる原因になります。最初は髪が再生しますが、長期間同じスタイルを続けると毛根がダメージを受け、牽引性脱毛(traction alopecia)となり、抜け毛が永久化することがあります。

抜毛強迫症(トリコチロマニア)

抜毛強迫症は、人口の約4%が罹患する衝動制御障害で、女性に多く見られます。本人は髪を抜く衝動に駆られますが、適切な治療で衝動を抑えられれば、抜いた髪は再び生えてきます。治療せずに抜き続けると毛根が損傷し、毛は再生しなくなります。

ヘアピース(ウィッグ)

ヘアピースを頭皮に固定する際、同じ部位に何度も装着するとその部分の髪が繰り返し引き抜かれます。結果はタイトなヘアスタイルと同様で、毛根が損傷し牽引性脱毛が起こります。固定方法を変えない限り、抜けた部分は永久的な薄毛になる可能性があります。

その他のケース

ドアや窓に髪が引っ掛かって抜けた場合は、通常は毛根が残っているため再び生えてきます。事故などで大きな範囲の髪と皮膚が一緒に引き離された場合は、皮膚の損傷度合いが再生に影響します。傷が深く瘢痕を残すほどの場合、髪は生えてこないことが多いです。

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