子どもの毛髪抜き症(トリコチロマニア)とは
トリコチロマニア(毛髪抜き障害)は、頭皮や体の毛、まつげ・眉毛などを抜きたくなる衝動が頻繁に起こる状態です。思春期に多く見られますが、乳幼児期から発症することもあります。多くの子どもは成長とともに習慣が治まりますが、成人まで続くケースもあります。
症状
- 頭部や体のどこかで目立つ脱毛が見られます。眉毛やまつげの脱毛も含まれます。
- 抜いた毛をいじったり、口に入れたり、噛んだりする行動が見られます。特に寝る前や昼寝前に毛を抜く子どもが多いです。
影響
- 脱毛とともに皮膚が刺激され、毛根が損傷すると永久的な脱毛になることがあります。
- 外見への不安や恥ずかしさから、特に思春期の子どもは社会的に孤立しやすくなります。
原因
- 正確な原因は不明ですが、遺伝的要因や神経伝達物質の異常が関与すると考えられます。
- ストレスやトラウマ、強い不安感が引き金になることがあります。毛を抜く行為が自己慰めや注意を引く手段になることもあります。
治療法
- 子どもは習慣がまだ固定化していないため、治療が比較的効果的です。
- 認知行動療法(CBT)が主に用いられ、毛抜きを減少させます。必要に応じて抗うつ薬を併用することもありますが、必ず専門家の管理下で行います。
家庭での対処法
- 注意を引くための行動であれば、無視することで減少させます。
- 単なる習慣の場合は、すぐに止めさせて代わりの活動で気をそらすと効果的です。
- ストレスが原因の場合は、トリガーとなる状況を把握し、事前に対策を講じることが重要です。
