拡張期と収縮期の血圧の違い

タイプ

血圧(BP)は、心臓が血液を送り出す際に血管内にかかる持続的な圧力を指します。健康な血圧は生命の重要なバイタルサインです。血圧は「収縮期血圧」と「拡張期血圧」の二つに分けて考えます。収縮期血圧は、酸素を含んだ新鮮な血液が心臓から全身へ送り出されるときの圧力を表し、拡張期血圧は、血液が肺で酸素化されるために心臓に戻るときの圧力を表します。

機能

収縮期血圧は高圧系で、動脈や毛細血管を通じて血液を組織や臓器へ押し出します。一方、拡張期血圧は低圧系で、静脈が酸素を失った血液をゆっくりと心臓に戻します。静脈は分節構造になっており、血液はゆっくり流れ、動脈は滑らかな内壁で血液が速く流れやすくなっています。

血圧の測定

最も一般的な測定方法は血圧計(スフィグモマノメーター)を用いる方法です。カフを腕に巻き付け、徐々に圧力を緩めながら血流の音を聴取します。カフが血流を止めた瞬間の最高圧が収縮期血圧、血流が再開する直前の圧が拡張期血圧として記録されます。

意義

医師は年齢別の基準値と比較して血圧異常を判断します。成人の平均的な収縮期血圧は90〜119 mmHg、拡張期血圧は60〜79 mmHgが正常範囲です。収縮期が90未満、拡張期が60未満の場合は低血圧とされます。血圧が120〜139/80〜89 mmHg の場合は「前駆高血圧」と呼ばれ、これ以上の数値は本格的な高血圧と診断されます。

警告

ステージ1高血圧は収縮期140〜159 mmHg、拡張期90〜99 mmHgです。これを超えるとステージ2高血圧となり、血管壁に損傷が蓄積し、アテローム性プラークが形成されやすくなります。結果として心筋梗塞などのリスクが高まります。低血圧はめまいや失神、ショックを引き起こすことがありますが、一般的には重篤な状態ではありません。

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