浮腫のある患者から血液を採取する際のポイント
1. 浮腫の評価
浮腫の程度と部位を確認します。広範囲に及ぶ場合は、医師や検査技師に相談してください。
2. 適切な採血部位の選択
浮腫がない、触知しやすく目視でも確認できる静脈を選びます。炎症や感染、過去の採血痕がある部位は避けます。
3. 四肢の挙上
可能であれば、採血前に数分間患部を心臓より高く上げます。浮腫が軽減し、静脈が浮きやすくなります。
4. 止血帯の使用
採血部位の上方3〜4インチ(8〜10cm)に止血帯を巻きます。過度に締めすぎないよう注意し、余計な浮腫を防ぎます。
5. 消毒
適切な消毒剤で採血部位を清拭し、感染リスクを低減させます。
6. 針の挿入
30〜45度の角度で針を静脈に入れます。浮腫で静脈が見つけにくい場合は、優しく触診して位置を確認します。
7. 血液採取
必要量の血液を適切な採血チューブに収集します。
8. 止血帯の解除
採血が終わったらすぐに止血帯を外し、長時間の静脈鬱血や不快感を防ぎます。
9. 圧迫止血
滅菌ガーゼや綿球で採血部位を数分間圧迫し、出血が止まるまで保ちます。
10. 患者の観察
血腫や出血の続きがないか確認し、採血中・採血後の異常がないか注意深く観察します。
11. 手技の記録
採血日時、部位、観察事項などを患者のカルテに記録します。
12. 専門家への相談
不安や疑問が残る場合は、医師や検査技師に相談し、適切な指導を受けます。
患者の安全が最優先です。困難が生じた場合や不安がある場合は、遠慮なく専門家に助言を求めてください。
