毛細血管の血流が動脈や静脈より遅いのはなぜか?

1. 細径(直径が小さい)

毛細血管の直径は約5〜10µmと非常に細く、動脈や静脈の数ミリメートルに比べて何千倍も小さい。そのため抵抗が大きくなり、血流速度が遅くなる。

2. 表面積が大きい

毛細血管は広範に網状に分布し、全体の血管表面積が大きい。血液と血管壁との接触面が増えることで摩擦が増し、流速が低下する。

3. 粘度が相対的に高い

血液は赤血球やタンパク質などが混ざっており、細い管内ではこれらが並列に流れにくくなるため、実質的に粘度が上がる。結果として血流が遅くなる。

4. 物質交換が行われる

毛細血管は酸素・二酸化炭素、栄養素、老廃物などのガス・物質交換の主な場である。血液が管壁を通してこれらを出し入れする際、流速がさらに低下する。

以上の要因—狭い径、広い表面積、相対的に高い粘度、そして活発な物質交換—が組み合わさり、毛細血管内の血流は動脈や静脈に比べて遅くなる。

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