呼吸時にヘモグロビンはどのように変化するか
酸素結合(酸素化)
肺でヘモグロビンは酸素分子と結合し、オキシヘモグロビンを形成します。1分子のヘモグロビンは最大4つの酸素分子を結合でき、完全に飽和した状態はHbO₄と呼ばれます。酸素結合は肺内の酸素分圧(pO₂)が高いことに依存します。
酸素放出(脱酸素化)
血液が組織へ運ばれると酸素分圧が低下し、勾配が生じます。この勾配によりヘモグロビンから酸素が放出され、毛細血管から組織へ拡散します。放出された酸素は細胞呼吸に利用され、ヘモグロビンは元の脱酸素化状態に戻ります。
酸素親和性に影響を与える要因
酸素の結合・放出は、酸素分圧だけでなく、温度、pH、二酸化炭素濃度(ボーア効果)などによっても調節されます。
ヘモグロビンの可逆的な酸素結合と放出により、血流中で効率的に酸素が輸送され、組織へ継続的に供給されます。
