遠心分離の最適な血液凝固時間―サンプル干渉を防ぐ方法

遠心分離のタイミング

血液サンプルは採取後できるだけ早く、目安として2時間以内に遠心分離することが推奨されます。2時間を超えて遠心分離しない、あるいは抗凝固剤を添加しないまま放置すると、血液が凝固し、血清や血漿の分離が困難になります。これにより、血清学的検査やELISAなど、明瞭で非凝固の試料を必要とする後続分析の精度が低下します。

凝固時間に影響する要因

凝固までの時間は、使用する採血チューブの種類(EDTA、ヘパリン、無添加など)、試料の保管温度、そして個々の凝固能により異なります。例えば、EDTAチューブは抗凝固作用が強く、比較的長い保存が可能です。一方、無添加チューブは自然凝固が起こりやすく、時間が短くなります。

また、低温で保存すれば凝固が遅れ、高温環境では逆に速く進行します。被検者の血液凝固プロファイルが特殊な場合、通常よりも早く凝固が始まることもあります。

実務上の注意点

したがって、血液採取後は必ず使用する採血チューブのメーカーが提供する取扱説明書や、所属ラボの標準作業手順書(SOP)に従って遠心分離のタイミングを決定してください。指示された時間内に処理することで、信頼性の高い検査結果が得られます。

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