腸チフス肝炎の原因・治療法・予防策
腸チフス肝炎は、腸チフスの稀な合併症で、肝臓が腫大(肝腫大)することが特徴です。黄疸、発熱、頭痛、悪寒、咽頭痛、倦怠感、発疹などの症状が現れ、腸チフスの症状に加えて肝腫大が認められた場合に診断されます。
原因
- サルモネラ属の特定の菌株に感染することで腸チフスが発症し、合併症として肝腫大が起こります。主に開発途上国で報告され、同国へ旅行した人にも見られます。
治療法
クロラムフェニコール
- 腸チフス肝炎は抗生物質治療に良好に反応します。オックスフォードジャーナルによると、第一選択薬はクロラムフェニコールです。ただし、アフリカやアジアの一部菌株は耐性を示すことがあります。
アジスロマイシン
- 耐性菌の増加に伴い、クロラムフェニコールの代替として広域スペクトラム抗生物質のアジスロマイシンが使用されます。その他、シプロフロキサシンやトリメトプリム・サルファメトキサゾール(バクトリム)も選択肢です。
予防
- 最も効果的な対策は予防接種です。腸チフスが流行している地域へ旅行する場合は、適切なワクチン接種を受けることが推奨されます。
