A型・B型・C型肝炎とは何か?
肝炎とは
肝炎は肝臓が炎症を起こす状態で、肝臓の機能が低下するとタンパク質分解、毒素の除去、ホルモン産生、代謝バランスなどが乱れ、全身に深刻な影響を及ぼします。米国保健福祉省によれば、肝炎は主にウイルス感染が原因で、A型、B型、C型の3種類が代表的です。根本的な治癒法はありませんが、症状緩和やウイルス抑制のための治療が行われます。
肝炎A型
A型肝炎はHAV(A型肝炎ウイルス)によって引き起こされます。感染経路は性行為、糞便、汚染された食物などです。急性疾患で、数週間で自然に回復することが多く、発熱や倦怠感に続いて吐き気、食欲不振、かゆみ、腹痛、黄疸が現れます。感染後は生涯にわたる免疫が形成され、再感染は起こりません。
肝炎B型
B型肝炎はHBV(B型肝炎ウイルス)が原因です。急性から慢性まで症状の幅が広く、慢性化すると肝硬変や肝細胞癌に進行することがあります。母子感染、注射針の共有、血液や体液への接触が主な感染経路です。症状としては黄疸、出血傾向、容易にあざができる、倦怠感、吐き気、食欲不振、淡い便、濃い尿などがあります。
肝炎C型
C型肝炎はHCV(C型肝炎ウイルス)による最も重篤な肝炎です。主に感染血液を介して広がりますが、性行為でも感染することがあります。初期は症状がほとんどなく、現れる場合は筋肉痛、嘔吐、倦怠感、黄疸、肝部疼痛などです。
予防と対策
A型肝炎は手洗い・食品衛生の徹底で予防できます。生肉・生魚の摂取を避け、感染が多い地域ではボトルウォーターの利用や水の沸騰が推奨されます。B型・C型肝炎は、清潔な注射器の使用、血液・体液への接触回避、安全な性行為が重要です。A型とB型にはワクチンがあり、C型にはワクチンがありません。
治療法
A型は自然回復がほとんどで、特別な治療は不要です。B型とC型はインターフェロンやリバビリンといった抗ウイルス療法が中心で、治療期間は最低でも6か月です。リバビリン使用時は貧血の管理が必要です。
