C型肝炎患者のための食事指針

C型肝炎は6種類の肝炎ウイルスの中でも特に深刻とされ、肝臓を攻撃しながらも自覚症状が出にくいことがあります。ウイルスは長期間検出されず、健康診断で偶然見つかることも少なくありません。食事に注意を払うことで、疲労感や吐き気といった一般的な不快症状を軽減できる可能性があります。

治療法はまだ確立されていない

C型肝炎は進行すると肝がんや肝硬変、肝臓の瘢痕化(肝線維化)を引き起こし、最悪の場合は致命的になることがあります。現在、ワクチンは存在せず、ウイルスの進行を遅らせる、あるいは止める薬剤の研究が続けられています。

食事の基本

  • アルコールは禁物:肝臓への負担を大幅に増やすため、絶対に避けましょう。
  • バランスの取れた食事:新鮮な果物・野菜、全粒穀物、全粒パンやパスタ、玄米・雑穀米、ポップコーンなどを中心に摂取し、十分な水分とたんぱく質を確保します。米国国立がん研究所は、抗酸化作用のある栄養素を豊富に含むため、1日5食分以上の果物・野菜の摂取を推奨しています。
  • 全粒穀物の重要性:食物繊維、セレン、カリウム、マグネシウムなどが豊富です。1食あたり最低3gの食物繊維が含まれる商品を選び、1日10食分を目標にしましょう。
  • たんぱく質の目安:世界保健機関は、理想体重1kgあたり0.45g以上、0.8g以下のたんぱく質摂取を推奨しています。
  • 塩分と糖分の制限:米国科学アカデミーの基準では、1日1500〜2400mgのナトリウムが上限です。C型肝炎患者は低めの1500mgを目安にしてください。
  • 脂質の割合:総エネルギーの20〜35%(約70g)を超えないようにしましょう。

健康的な食習慣の構築

  • 個別の食事プランは必須ではありませんが、栄養バランスの取れた食事を心がけることが肝機能悪化の防止につながります。
  • 適正カロリーの維持が重要です。米国農務省の目安では、女性は1日約2,200kcal、男性は約2,800kcalが推奨されています。過剰なカロリーは肝臓に脂肪を蓄積させ、薬剤の効果を低下させる恐れがあります。
  • バランスの良い食事は免疫力を高め、肝機能を改善し、肝硬変の進行を抑える可能性があります。

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