急性HIV感染と発熱症候群
急性HIV感染(一次感染・急性症候群・血清転換期)
急性期はウイルスが体内で増殖しているものの、まだ免疫系に大きな障害を与えていない段階です。この時期は血液検査でウイルスが検出されにくく、症状がインフルエンザに似ています。
発熱とその他の症状
- 発熱は最も頻繁に見られる症状です。
- 倦怠感、頭痛、嘔吐、下痢、悪心なども報告されています。
発熱の程度
約95%の患者が高熱または持続的な低熱を経験します。症状は個人差が大きく、インフルエンザや単核球症と誤認されやすいです。
HIV感染の診断
急性期では体内のウイルス量が少ないため、従来の抗体検査で陽性が出にくく、診断が困難です。核酸増幅検査(PCR)などの直接検出法が有効です。
発熱とHIV感染の治療
発熱は市販の解熱鎮痛薬で対処できますが、抗レトロウイルス療法は免疫系がまだ健全な段階では開始しないことが推奨されます。早期に薬剤を使用するとウイルスが薬剤耐性を獲得するリスクがあります。
