HIV検査の最適な方法
HIVの検査は、ウイルスに対する抗体を検出する方法と、ウイルスそのものの遺伝情報を直接検出する方法の2つがあります。検査は通常、まず酵素免疫測定(EIA/ELISA)でスクリーニングし、陽性結果が出た場合により感度の高い確定検査を行う二段階で実施されます。血液、口腔液、尿のいずれでも検体を採取可能です。
血液・口腔液免疫測定(EIA)
血液や口腔内の液体(口腔スワブ)を採取し、HIV抗体の有無を調べます。結果が出るまで数日かかりますが、20分程度で結果が得られる迅速検査もあり、精度は標準的な検査と同等です。酵素免疫測定は、感染後1〜6か月の間に抗体が検出可能になる「セロコンバージョン」後でないと陽性と判定できません。
尿免疫測定(EIA)
尿を用いた検査でもHIV抗体を検出しますが、血液や口腔液に比べて精度はやや低いとされています。
RNA・DNA検査
ウイルスの遺伝子情報を直接検出する方法です。RNA検査は血液供給のスクリーニングや早期診断に利用され、感染から約2週間以内に陽性が確認できます。DNA検査は逆転写酵素でRNAをDNAに変換し、母子感染の確認などに用いられます。
確定検査(確認テスト)
初回検査で陽性が出た場合、必ず感度の高い第二検査を実施します。代表的なのはウエスタンブロットで、抗体の有無を再確認します。その他、間接蛍光抗体法(IFA)なども使用されますが、費用が高く一般的ではありません。
