子どものHIV感染について
HIVに感染した子どもたち
UNAIDSの調査によると、2003年時点で15歳未満の子ども約250万人がHIVまたはAIDSに感染していました。毎年何千人もの子どもが新たに感染しており、その多くは貧困地域や途上国に集中しています。
感染経路
大半の子どもは母親から感染します。妊娠中や出産時に感染することもありますが、特に授乳中の感染率が高く、清潔な水が不足している地域で問題が深刻です。
病状の進行
子どもは大人に比べて病状が速く進行します。約20%のHIV陽性児は生後1年以内に重篤な病気を発症し、4歳になる前に死亡します。適切な治療を受ければ、思春期まで健康に過ごし、普通の生活を送ることも可能です。
主な症状
子どものHIV感染で最も一般的なのは、機会感染症の出現です。頻繁なひどい風邪やトキソプラズマ症、結核などが症状として現れます。
治療
治療は大人と同様に抗レトロウイルス薬の併用療法が中心ですが、子どもは副作用が強く出やすいため、慎重な管理が必要です。血中ウイルス量を低く抑えることで、病気の進行を遅らせることができます。
適切な支援と早期治療が、子どもの未来を守る鍵となります。
