HIVに関する情報と事実
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は、免疫細胞であるT細胞を破壊し、免疫力を低下させるウイルスです。感染が進行すると、エイズ(後天性免疫不全症候群)へと移行します。
重要性
2007年のWHOとUNAIDSの共同報告によると、世界で3300万人がHIVに感染しており、その年に270万人が新たに感染しました。特に開発途上国での影響が大きいです。
症状
感染初期は症状が現れないことが多く、インフルエンザ様の症状と間違われることもあります。病状が進行すると、体重減少、発熱、倦怠感、肺炎、リンパ節腫脹などが見られ、免疫力が著しく低下します。
歴史
最初に確認されたヒトへのHIV感染例は、1959年にコンゴ民主共和国の男性から採取された血液サンプルです。エイズという名称は、1982年にHIV感染の末期症状を指す用語として使用が始まりました。
治療
抗レトロウイルス薬(ART)は、ウイルスの増殖を抑制し、患者の寿命を延長します。しかし、現在のところHIV・エイズを根本的に治す治療法は確立されていません。
感染経路
HIVは、性行為(膣・肛門)、注射器の共有、感染血液の輸血、母子感染などで広がります。一方、キスやハグ、握手などの日常的な接触で感染することはありません。
