初期段階
HIV感染は人によって進行速度が異なり、初期は症状が現れないことが多いです。そのため、感染していても10年以上気付かないことがあります。
症状が出る場合は、インフルエンザ様の発熱、頭痛、発疹、喉の痛み、リンパ節の腫れなどが2週間から1か月以内に現れます。
中期段階
CD4リンパ球(ヘルパーT細胞)が徐々に減少するにつれ、再発する症状や軽度の感染症が現れます。代表的な症状は、リンパ節の腫れ、乾いた咳、下痢、発熱、息切れ、原因不明の体重減少などです。HIVはさまざまな二次感染を引き起こすため、症状は個人差が大きく、網羅的なリストはありません。
後期段階(AIDS)
HIV感染が進行し、CD4数が200以下になるか、特定の癌(例:リンパ腫、カポジ肉腫)や日和見感染が確認されると、エイズ(AIDS)と診断されます。この段階では、以前の症状がさらに重く持続し、視力低下、100°F(約38℃)以上の高熱が数週間続く、口内や舌に白い斑点や潰瘍、持続的な倦怠感、夜間の大量発汗、寒気による震えなどが見られます。
小児の症状
子どもの場合、HIV感染は体重増加や身長伸長、歩行、精神発達の遅れとして現れることがあります。また、通常の小児疾患(中耳炎や扁桃炎)でも、症状が重く出やすいです。
注意喚起
米国疾病予防管理センター(CDC)は、症状だけでHIV感染の有無を判断することは信頼できないと警告しています。症状は他の疾患と重なることが多く、感染者でも無症状であることや、症状が段階ごとに異なることがあるためです。感染の有無を確かめる唯一の方法は、HIV検査を受けることです。
