エイズに関連する疾患
進行したHIV感染症
HIVが細胞性免疫(CD4+ T細胞)を破壊し、CD4数が血液1µLあたり200以下になると、エイズ関連疾患が出現します(米CDC基準)。
日和見感染症
免疫が低下すると、健康な人では問題とならない微生物が重篤な感染症を引き起こします。代表的な日和見感染症は、トキソプラズマ症(脳寄生虫感染)、口腔カンジダ症(口内カンジダ)、肺胞マラウィウス肺炎(Pneumocystis jirovecii)、ヘルペスウイルス感染、結核、マラリアなどです。
悪液質症候群
エイズ悪液質は著しい体重減少、倦怠感、発熱を伴う症候群です。HIV自体の影響だけでなく、抗HIV薬の副作用(吐き気、嘔吐、下痢)も体重減少を助長します。
がん(悪性腫瘍)
エイズ患者は特定のがんのリスクが高まります。子宮頸がん、エイズ関連リンパ腫、カポジ肉腫が代表的です。カポジ肉腫はヒトヘルペスウイルス8(HHV‑8)による皮膚の紫色病変です。
神経系疾患
HIVは中枢神経系にも影響を及ぼし、最も重要なのはエイズ認知症複合体(AIDS dementia complex)です。認知機能、運動機能、行動に障害をもたらします。
