エイズウイルス(HIV)に感染しているときの身体的サインは?
症状
HIVに感染した直後はインフルエンザ様の軽い症状(発熱、倦怠感、夜間の発汗、体重減少、喉の痛み、リンパ節腫脹)がありますが、数年にわたり自覚症状が現れないこともあります。免疫系が破壊されると、皮疹、皮膚カンジダ症、ヘルペス、急激な体重減少、持続的な疲労感などが現れます。また、咳、呼吸困難、頭痛、首の痛み、認知機能低下、下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、平衡感覚の障害なども報告されています。
HIVの診断
HIVはT細胞(CD4陽性細胞)を減少させます。血液検査でCD4カウントを測定し、200以下になるとAIDSと診断されます。CD4数は他の感染症や薬剤の影響でも変動するため、医師は臨床症状と血液検査結果を総合して判断します。
AIDSに関連するがん
免疫低下によりカポジ肉腫、リンパ腫、子宮頸がんなどのリスクが高まります。カポジ肉腫は皮膚や口腔内に茶色・紫色・赤色の斑点として現れ、他臓器へ転移することもあります。
小児のAIDS症状
小児も成人と同様に日和見感染にかかりやすく、成長障害や体重増加不全が見られます。学習遅延や頻繁な肺炎、喉や耳の感染症が主な兆候です。
専門家の見解
CDCは「HIV検査以外にAIDSかどうかを確実に知る方法はない」としています。症状は10年以上かけて出現することもあり、無症状でも感染は拡大します。体重減少や発熱だけでAIDSと判断せず、リスクがあると感じたら匿名で血液検査を受けることが推奨されます。
