エイズ(後天性免疫不全症候群)の原因とは?
エイズとは
後天性免疫不全症候群(AIDS)は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の最終段階です。ウイルスが体内に存在すると、免疫防御に欠かせないCD4⁺T細胞が減少し、免疫システムが著しく損なわれます。
主な症状と合併症
1. 日和見感染
免疫が低下するため、さまざまな日和見感染にかかりやすくなります。代表的なものは、肺炎(Pneumocystis jirovecii肺炎)、クリプトコッカス髄膜炎、サイトメガロウイルス(CMV)網膜炎など、細菌・ウイルス・真菌・寄生虫による感染です。
2. カポジ肉腫
HIV感染者に特有の皮膚がんで、紫色や赤褐色の斑点や腫瘍が皮膚、口腔、その他の部位に現れます。
3. 神経系障害
HIVは中枢神経系にも影響を与え、HIV関連認知症(HAND)として記憶力・集中力・認知機能の低下を引き起こすことがあります。
4. 消耗症候群
体重減少、筋肉減少、持続的な発熱が見られ、全身状態が悪化し、他の感染症や合併症に対する抵抗力がさらに低下します。
5. 二次がん
HIV感染は、非ホジキンリンパ腫や子宮頸がんなど、特定のがんリスクを高めます。
これらはエイズに伴う代表的な症状・合併症の一部です。個々の症例は異なるため、専門医による適切な診断と治療が不可欠です。
