妊娠中のHPVリスクと対策

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性感染症であり、ウイルスのタイプにより性器いぼや前癌性細胞変化を引き起こすことがあります。通常は免疫系がウイルスを抑制しますが、妊娠中は免疫状態の変化により症状が悪化することがあります。

閉塞(分娩への影響)

  • 性器いぼが大きくなると、膣分娩が困難になることがあります。その場合は帝王切開が選択されます。

分娩

  • 膣内に小さないぼがある程度であれば、経膣分娩は可能です。ただし、出生時に新生児がHPVに感染し、喉頭乳頭腫(laryngeal papillomatosis)を発症するリスクは約0.04%です。早期に診断すれば、治療は比較的容易で寛解が期待できます。

治療

  • 妊娠中でも性器いぼの治療は可能です。多くの産科医は、外用薬や凍結療法による流産リスクを懸念し、外科的除去を選択します。

前癌性細胞変化

  • 特定のHPV型は子宮頸部に前癌性変化を起こし、放置すれば癌に進行する恐れがあります。過去にHPV感染歴がある場合は、妊娠中のホルモンや免疫変化で組織変化が早まることがあるため、必ず医師に報告しましょう。

安心のポイント

  • 妊娠中のHPVはほとんどの場合、母体や胎児に重大な影響を及ぼさないため、過度に心配する必要はありません。

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