Pap検査で非定型細胞とHPV陽性が出た場合の意味は?

非定型細胞とは

Pap検査で見つかる「非定型細胞」は、形態が異常ですが、がんと断定できない細胞です。感染症(特にヒトパピローマウイルス=HPV)や炎症、その他の良性状態が原因となります。

HPV感染について

HPVは性行為を通じて感染するウイルスで、子宮頸がんをはじめ、膣・外陰・陰茎・肛門がんのリスクを高めます。多くは自然に消失しますが、高リスク型は長期間残存し、がん化の可能性があります。

非定型細胞とHPV陽性の組み合わせが示す意味

非定型細胞とHPV陽性が同時に認められると、子宮頸がんのリスクが上昇していると考えられます。しかし、必ずがんになるわけではなく、リスクが高まっているというサインです。

医師が推奨する次のステップ

個々の状況に応じて、以下のような追加検査が行われます。

  • コルポスコピー(子宮頸部拡大観察)
  • 組織生検(必要に応じて)

治療法の選択肢

非定型細胞の程度やHPVのリスクタイプにより、次のような対応が検討されます。

  • 経過観察:軽度の非定型細胞かつ低リスクHPVの場合、定期的なPap検査とHPV検査で経過を観察します。
  • LEEP(ループ電気外科的切除)や冷刀生検:中等度以上の異常や高リスクHPVが認められた場合、異常組織を外科的に除去します。
  • レーザー手術:レーザーで異常細胞や感染組織を除去します。
  • 凍結手術(クライオサージェリー):液体窒素で異常組織を凍結・破壊します。

治療の目的

  • 異常細胞や組織の除去
  • がんの進行予防
  • 将来の妊娠可能性の維持

まとめ

医師の指示に従い、適切な検査と治療、フォローアップを行うことが重要です。早期発見・早期治療により、子宮頸がんやその他のHPV関連がんの発症リスクを大幅に低減できます。

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