ヒトパピローマウイルス(HPV)の治療法とは

ヒトパピローマウイルス(HPV)は100種以上のウイルスがあり、感染するといわゆるイボやがん、口腔や呼吸器の病変を引き起こすことがあります。症状が現れないことも多く、根本的な治癒薬はありませんが、症状に応じたさまざまな治療法が利用できます。

性器イボ(Genital Warts)

  • 外用薬として、免疫応答を高めるアルダラ(イミキモド)や、イボ組織を破壊するコンディロックス(ポドフィロックス)が処方されます。
  • 凍結療法(液体窒素)やレーザー除去、外科的切除も一般的です。
  • トリクロロ酢酸を医療機関で使用し、イボを焼灼する方法もあります。
  • イボが除去されても体内にウイルスは残り続けるため、性パートナーへの感染リスクは依然としてあります。

前がん病変(Premalignant Lesions)

  • 多くの場合、自然に消失することがありますが、定期的なパップスメアで経過観察が必要です。
  • 消失しない場合は、外科手術、レーザー手術、凍結療法、電気焼灼などで除去します。

その他のイボ(Other Warts)

  • 足底イボや普通イボには、サリチル酸を塗布して層状に除去する方法があります。
  • アルダラの外用も有効です。
  • 凍結療法、外科的切除、レーザー除去も選択肢です。
  • 自然に消えることもあります。

受診の目安

  • 性器イボや口腔・鼻腔の病変が見られたら早めに医師の診察を受けましょう。
  • 月経過多や不正出血などの症状は子宮頸がんのサインになることがあります。
  • 手や指、足、顔、首、肘、手首、膝にイボが出た場合も受診を検討してください。

原因とリスク

  • HPVは性行為やオーラルセックス、切り傷など皮膚が露出した部位から感染します。
  • 母子感染は出産時に起こり得ます。
  • 性的に活発であるほど感染リスクは高く、免疫不全(例:HIV/AIDS)でもリスクが上昇します。
  • 若年女性(25歳未満)は特に感染しやすいとされています。

予防

  • ワクチン(ガーダシル)は性行為開始前に接種するのが理想で、HPVの主要型と子宮頸がん予防に効果があります。
  • 既に性行為をしている場合は、ラテックスコンドームの使用で感染リスクを低減できます。
  • 手のイボはむやみに摘むと感染拡大につながるため、触らないようにしましょう。
  • 足底イボは足を清潔に保ち、プールなどの公共施設ではサンダルを履くなどの対策が有効です。

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