HPVがいぼ(疣贅)を発生させる仕組み

HPVがいぼ(疣贅)を発生させる仕組み

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、皮膚や粘膜の基底層細胞に感染することでいぼを引き起こします。ウイルスは皮膚の微小な擦り傷や裂傷から侵入し、細胞内で増殖します。

ウイルスが細胞内で行うこと

感染した細胞内で、HPVは宿主の細胞機構を利用してウイルス蛋白を産生します。これらの蛋白は細胞周期を乱し、細胞増殖が制御不能となり、結果としていぼが形成されます。

HPVが原因のいぼの種類

HPVの株(型)により、発生するいぼの部位や形態が異なります。

普通いぼ(尋常性いぼ)

丸く盛り上がった肉色のいぼで、主に手や指、足に見られます。

性器いぼ(尖圭コンジローマ)

性器、肛門、鼠径部にできる小さく肉厚のいぼで、単独または多数で現れ、色は肉色からピンク、茶色まで様々です。

足底いぼ(足底疣贅)

足裏にできる平らでざらざらした表面をもついぼです。

罹患率と自然経過

HPVは非常に一般的なウイルスで、ほとんどの人が一生のうちに少なくとも一つはいぼを経験します。多くの場合、いぼは無害で数か月以内に自然に消失します。

治療が必要な場合と主な治療法

いぼが長期間残る、痛みや出血を伴う場合は治療が推奨されます。主な治療法は以下の通りです。

  • 局所薬剤(サリチル酸、イミキモドなど)
  • 凍結療法(クリオセラピー)
  • レーザー治療
  • 外科的除去

以上がHPVによるいぼの発生メカニズムと主な種類、治療法の概要です。

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