低体温症はどのように起こるのか

低体温症とは

低体温症は、体が産生する熱よりも熱の失われる速度が速くなることで起こります。寒冷な環境に長時間さらされたり、十分な防寒ができていない、あるいは濡れた状態でいると、体温が急激に低下します。空気がそれほど寒くなくても、冷たい水に入っているだけで低体温症になることがあります。

体温の基準

人の正常な体温は約37℃(98.6°F)です。体温が35℃(95°F)以下に下がると低体温症の症状が現れ始めます。

低体温症の段階

軽度低体温症(35〜32℃)

震え、言葉がもつれる、軽い混乱が見られます。

中等度低体温症(32〜28℃)

激しい震え、方向感覚の喪失、眠気が強くなります。

重度低体温症(28℃未満)

意識消失、呼吸の遅れ、脈が弱くなるなど、生命に危険が及ぶ状態です。

低体温症を防ぐポイント

  • 軽くて通気性の良い服を重ね着する。
  • 頭部と手を覆う帽子・手袋を着用する。
  • 濡れた衣類は熱を奪うため、できるだけ乾かす。
  • 十分な水分補給を行い、体温調節を助ける。
  • 高カロリーの食事で体内熱産生を促す。
  • アルコールやカフェインは脱水と熱散失を招くため控える。

低体温症が疑われたらすべきこと

すぐに救急(119)に連絡し、到着までに以下の応急処置を行います。

  • 暖かい場所へ移動させる。
  • 濡れた衣類を脱がせ、毛布や防寒シートで覆う。
  • 温かい飲み物(アルコール・カフェインは除く)を少量与える。
  • 無理に動かさず、意識がない場合は呼吸と脈を確認する。

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