重症度

成人のウイルス性髄膜炎は一般的に致命的ではありません。健康な免疫系が7〜10日でウイルスを排除するため、自然に回復します。ただし、免疫力が低下している高齢者やHIV感染者などは、合併症が起こりやすく、稀に致死的になることがあります。

原因

主な原因はエンテロウイルス群です。コクサッキーウイルスやエコウイルスを含むエンテロウイルスが最も一般的です。その他、ヘルペスウイルス、流行性耳下腺炎ウイルス(ムンプス)、はしかウイルス、エプスタイン・バーウイルスなども髄膜へ感染し、ウイルス性髄膜炎を引き起こすことがあります。

症状

成人の症状は子どもとは異なります。主な症状は激しい頭痛、首の硬直、38℃以上の高熱、眠気や意識混濁です。体力低下や慢性的な倦怠感も伴い、症状は急に現れることもあれば、徐々に悪化することもあります。

治療

ウイルス性髄膜炎に特効薬はありませんが、対症療法が中心です。十分な水分補給と安静が重要で、必要に応じて解熱鎮痛剤や筋弛緩剤で頭痛や首のこりを緩和します。症状が重い場合は入院し、医師の指導のもとで適切なサポートを受けます。