院内感染はどこで起こるのか?
院内感染とは
院内感染(Nosocomial infections)とは、病院や診療所、長期介護施設、外来手術センターなど医療現場で発生する感染症のことです。患者や医療従事者が医療提供中に感染するため、"医療関連感染"とも呼ばれます。
主な院内感染の種類
院内感染は細菌、ウイルス、真菌など様々な微生物が原因となります。代表的な感染症は以下の通りです。
- 手術部位感染
- 肺炎
- 尿路感染症
- 血流感染症
- 皮膚・軟部組織感染症
感染拡大の経路
院内感染は主に次の3つの経路で広がります。
- 接触感染:感染者や汚染された表面に触れることで最も一般的に起こります。
- 飛沫感染:咳やくしゃみ、会話で放出された飛沫を吸い込むことで感染します。
- 空気感染:微小なエアロゾルを吸入することで広がります。
院内感染の影響
院内感染は重症化や死亡につながることがあり、入院期間の延長や医療費の増大といった社会的・経済的負担も大きくなります。
予防対策
以下の対策を徹底することで院内感染リスクを大幅に低減できます。
- 手指衛生:石鹸と流水、またはアルコールベースの手指消毒剤で頻繁に手を洗うことが最も重要です。
- 隔離:感染が確認された患者は個室で隔離し、他の患者への拡散を防ぎます。
- 表面消毒:ドアノブやカウンタートップ、医療機器など頻繁に触れる箇所を定期的に消毒します。
- 抗菌薬適正使用:必要なときに適切な用量で抗菌薬を使用し、耐性菌の発生を防ぎます。
医療従事者がこれらの予防策を守ることで、院内感染の発生率を効果的に抑えることができます。
