精子凝集の原因とは?
米国のNational Fertility Associationによると、男性側の不妊が子どもができない結婚の約50%を占めています。精子の機能障害の原因はさまざまですが、そのひとつが精子凝集です。
精子凝集とは
精子凝集は、感染や精子抗体の存在により精子が「凝集」する現象です。凝集した精子は運動性が低下し、卵子を受精させる能力が著しく妨げられます。
精子凝集の原因
体の免疫系が自分の精子を異物と認識し、精子抗体を産生します。抗体が精子に付着すると、精子同士がくっつきやすくなり、運動性が低下すると同時に、卵子と認識する受容体が覆われてしまいます。
診断方法
不妊治療クリニックでは、精液分析で以下を評価します。
- 精液量
- 精子濃度
- 精子の運動率(運動性)
- 精子形態(形態異常の有無)
- 白血球数(感染の有無)
- 精子抗体の有無
有病率
UNCチェイスヒル医科大学の研究(Georgia Reproductive Specialistsのサイト掲載)によると、精子抗体は不妊男性の約3〜7%に見られます。
治療法
医師は、ビタミンCや亜鉛の摂取を増やすことを勧めることがあります。さらに、体外受精(IVF)などで使用される「精子洗浄」では、抗体コーティングを除去し、受精率を向上させることが可能です。
