不妊治療薬で妊娠するための最適な方法
毎年、多くのカップルが妊娠できないことによるストレスと失望に直面しています。近年は様々な不妊治療法があり、多くのカップルが妊娠に至っていますが、治療を始める前にその流れを理解しておくことが重要です。
診断と専門医の受診
まずは、生殖内分泌学専門医(RE)や不妊治療の専門医に相談しましょう。一般産婦人科医でも排卵促進薬を処方してもらえることがありますが、専門医の診断を受けることで妊娠率が大幅に向上します。近くの専門医は、SART(米国生殖医療学会)のサイトで検索できます。
診断では、詳細な既往歴の聴取、身体検査、血液検査、超音波検査、男性パートナーの精液検査などが行われます。結果を踏まえて、医師が治療方針を提示します。
不妊治療は長期間にわたることが多く、注射薬の投与や頻繁な通院が必要です。治療に伴う負担を予め把握しておくことが大切です。
排卵誘発
多くの場合、最初のステップは排卵誘発です。
クロミッド(Clomiphene)
経口薬のクロミッドは、月経開始から3〜5日目に5日間服用します。服用中は血液検査や超音波で卵胞の成長を確認し、成熟した卵胞が1〜2個になったら、性交タイミングの指示や子宮内人工授精(IUI)を行います。
注射薬
注射薬としては、卵胞刺激ホルモン(FSH)単独、またはFSHと黄体形成ホルモン(LH)の組み合わせがあります。これらは月経初期に毎晩投与し、卵巣を刺激して卵胞の成熟を促します。クロミッドに比べてモニタリングが頻繁に必要ですが、IUIや自然受精と併用できます。
体外受精(IVF)
体外受精は排卵誘発よりも高度な治療です。高用量のFSH・LHを投与し、多数の卵胞を育てます。その後、排卵抑制薬で卵子が卵巣内に留まるようにし、外科的に卵子を採取します。採取した卵子は受精室で精子と受精させ、受精胚を培養します。数日後、選択した胚を子宮に移植し、着床を促します。移植後はエストロゲンやプロゲステロンなどのホルモン補充が必要です。
卵子・精子提供の利用
以下のような場合、提供された卵子や精子の使用が検討されます。
- 男性側の精子に問題がある場合(低精子数、運動性低下など)
- 女性側の卵子数が不足している、または年齢的に卵子の質が低下している場合
提供精子を使用する場合は、先述の排卵誘発やIUI、IVFのいずれかの方法で受精させます。
提供卵子の場合は、卵子提供者が同時にIVFサイクルを行い、採取した卵子を受精させた後、受精胚を受精者の子宮に移植します。受精者はホルモン療法で子宮内膜を整える必要があります。
