多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と減量
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は米国の女性の約10%が罹患している疾患で、体重増加、インスリン抵抗性、減量困難など様々な症状があります。PCOSの女性は、食事や運動といった生活習慣の見直しが減量成功の鍵となります。
検査
医師はPCOSの診断の一環として、経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)を実施することがあります。この血液検査は食事が血糖に与える影響を測定し、インスリン抵抗性の有無を判断します。
インスリン抵抗性
PCOSの女性は糖尿病と同様にインスリン抵抗性を示すことが多く、インスリンが過剰に分泌されることで血糖が脂肪として蓄積されやすくなります。
食事
低GI(グリセミックインデックス)食品を中心とした食事は、血糖値の急上昇を抑え、インスリン抵抗性の改善に役立ちます。具体的には全粒穀物、緑黄色野菜、鶏肉・牛肉・魚などの赤身たんぱく質が推奨されます。
薬物療法
メトホルミン(商品名:グルコファージ)はインスリン感受性を高め、インスリン産生を抑制することで血糖コントロールを助けます。糖尿病患者に用いられる薬ですが、PCOSの体重管理にも有効です。
運動
食事と薬物療法に加えて、定期的な運動を取り入れることで減量効果が高まります。有酸素運動とウェイトトレーニングを組み合わせると、筋肉量が増加し基礎代謝が上がり、エネルギー消費が効率的になります。
以上のように、検査でインスリン抵抗性を把握し、低GI食、メトホルミン、適切な運動を組み合わせることで、PCOS患者でも効果的に体重を減らすことが可能です。
