クロミッド(Clomiphene)と不妊治療
不妊とは、妊娠が成立しない状態を指し、男性側、女性側、あるいは両者の要因が関与します。米国では15歳から44歳の女性600万人以上が不妊に悩んでいます。
クロミッド(Clomiphene)とは
クロミッドは、排卵障害が原因の不妊に対して最初に選択される薬剤のひとつです。商品名はClomidやSeropheneで販売されています。
作用機序(プロセス)
クロミッドは脳に「卵巣が卵子を産生していない」と誤認させ、下垂体からの卵胞刺激ホルモン(FSH)分泌を促進します。その結果、卵胞が成熟し排卵が誘発されます。
投与方法(Dosage)
通常は月経周期の3日目または5日目から、5日間にわたり1日50 mgを服用します。排卵が得られない場合は、最大で100 mgを8日間、または250 mgを5日間まで増量します。ただし、3〜6か月を超えて連続使用せず、適宜休薬期間を設ける必要があります。
副作用(Side Effects)
主な副作用はホットフラッシュ、乳房痛、卵巣痛、悪心、頭痛、不眠などです。用量が増えるほど症状は重くなる傾向があります。卵胞の過剰刺激により卵巣嚢胞や卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が起こることがあり、強い腹痛や腫脹が認められた場合は医師に相談してください。クロミッドは双子妊娠の確率を約10 %上昇させます。
