医師から『2つの卵が1人に発達した』と言われましたが、可能ですか?
多卵性単絨毛性双胎(マルチジゴット単絨毛性)とは
一見奇妙に思えるかもしれませんが、受精卵2個が非常に早い胚発育段階で融合し、1人の赤ちゃんとして発達するケースがあります。この現象は「多卵性単絨毛性双胎(multizygotic monochorionicity)」と呼ばれ、2つの受精卵が合体することで、1つの胎盤・羊膜嚢・臍帯が形成されます。その結果、外見上は単胎に見えます。
単絨毛性双胎の一般的な形態と違い
通常、単絨毛性双胎は同一受精卵から分裂した単卵性双胎が同じ胎盤と羊膜嚢を共有します。一方、多卵性単絨毛性双胎は、別々の受精卵が融合したため、遺伝的には別個ですが、胎盤と羊膜嚢は共有します。
発生頻度と原因
多卵性単絨毛性双胎は非常に稀で、全単絨毛性双胎妊娠の約1%程度とされています。正確な原因はまだ解明されていませんが、遺伝的素因や胚発育初期の異常が関与していると考えられています。
診断と医師への相談ポイント
医師が「2つの卵が1人に発達した」と伝える場合、超音波検査などの胎児画像診断で単一の胎盤・羊膜嚢が確認されたことが根拠です。詳しい状況や遺伝的検査の有無については、産科・遺伝カウンセリングの専門医に再度相談し、個別のリスクや今後の管理方針を確認することが重要です。
