子宮のエコージェニシティを理解する:超音波所見の意味
エコージェニシティとは
エコージェニシティは、組織が超音波をどれだけ反射するかを示す指標で、画面上に明るさの違いとして現れます。子宮のエコージェニシティを評価することで、正常な構造と異常な構造を区別する手がかりが得られます。
エコージェニシティの増加(高エコー)
子宮組織が明るく(白く)映る状態です。主な原因は以下の通りです。
- 子宮腺筋症 ― 子宮内膜組織が筋層に浸潤
- 子宮筋腫 ― 良性の平滑筋腫瘍
- 子宮内膜炎 ― 子宮内膜の炎症
- 産後子宮内膜炎 ― 出産後の炎症
- 子宮瘢痕 ― 手術などによる瘢痕組織
エコージェニシティの減少(低エコー)
組織が暗く(黒く)映る状態です。代表的な例は以下です。
- 妊娠 ― 胎嚢や胎児は低エコーとして映ります
- 子宮内膜ポリープ ― 良性の内膜突出
- 子宮内膜過形成 ― 異常に厚くなった内膜
- 子宮がん ― 症例によっては暗い領域として現れることがあります
エコージェニシティ単独では診断はできません。患者の既往歴や症状、他の超音波所見と合わせて総合的に評価することが重要です。
