マリナーズ病(壊血病)

背景

壊血病はビタミンCの深刻な欠乏症で、古代から世界中の人々を襲ってきました。特に16世紀から19世紀にかけて航海者に多く見られたため、マリナーズ病(Mariner's Disease)とも呼ばれます。

重要性

ビタミンCは皮膚・骨・結合組織の健康維持に不可欠で、歯や歯茎を強くし、鉄の吸収を助けます。治療せずに放置すると、致命的な出血や感染症に至る可能性があります。

原因

主にビタミンCの長期的な不足が原因です。欠乏が約3か月続くと壊血病が発症し、近年は高齢者や栄養不良、アルコール依存症の人に見られます。

症状と治療

主な症状は食欲不振、倦怠感、抑うつ、筋肉・関節痛です。歯茎が腫れ紫色になり出血しやすく、歯が抜け落ち、皮膚が鱗状になり脱毛や貧血、傷が治りにくくなります。重症例では内部出血で死亡することもあります。ビタミンCを高用量で補給することで改善します。

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