炭疽菌の副作用と症状
摂取性炭疽
感染した肉や未調理の肉を食べると、炭疽菌を摂取する可能性があります。主な症状は発熱、悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、喉の痛み、頸部の腫れです。症状が進行すると嘔吐や下痢に血が混じることがあります。
皮膚炭疽
皮膚の切り傷や擦り傷から炭疽菌が侵入します。無痛で中心が黒くなる潰瘍と、リンパ節の腫れが特徴です。
吸入性炭疽
炭疽菌の胞子を吸入すると重篤な症状を引き起こします。発熱、倦怠感、喉の痛み、筋肉痛、胸痛、呼吸困難が現れ、重症例ではショックや髄膜炎に至ります。
発生状況と注意点
米国の国立衛生研究所によると、皮膚炭疽は年間1〜2例程度しか報告されていません。吸入性炭疽はさらに稀で、数年にわたり新たな症例は報告されていません。摂取性炭疽は主にアフリカ、アジア、中東の一部地域で発生します。
治療
抗生物質による治療で炭疽菌は死滅しますが、細菌が産生した毒素は体内に残ります。そのため、早期の治療開始が最も効果的です。
