感覚統合機能障害(SPD)を持つ子どもへの支援方法
子どもが過剰刺激に対して極端に苦しむ、感覚情報(触覚、嗅覚、味覚、視覚、聴覚)の処理が困難、または過度の刺激を求める様子が見られたら、感覚統合機能障害(Sensory Processing Disorder, SPD)の評価を受けさせましょう。SPDの子どもは刺激に対して過剰反応または過小反応を示し、社会的交流や学習に支障をきたすことがあります。診断を受けることで、原因が生理的なものであることが分かり、適切な治療が可能になります。
支援のステップ
異常な行動や感覚過敏・感覚鈍感に気付く
触覚、音、動きに対する過敏または鈍感、筋トーンの低下、感覚探求行動などを観察します。嗅覚・聴覚・光への過敏・鈍感、集中力の欠如や動作の誤認などもチェックし、感情や社会性が発達段階に合っているかを確認します。これらのサインはSPDだけでなく、他の発達障害の可能性も示します。
専門家への紹介を受ける
小児科医に相談し、作業療法士への紹介を依頼します。同時に発達専門医にも受診し、SPDに加えて自閉症スペクトラム障害や注意欠陥・多動性障害(ADHD)などの併存がないか確認します。
作業療法士と治療計画を立てる
作業療法士と定期的にセッションを行い、過敏・鈍感のバランスを取るプログラムを作成します。テクスチャー遊び、ウェイトや重み付き製品の使用、バウンシング、ジャンプ、揺れ、押引、スイングなどで神経系を調整します。バランスボールや揺れるおもちゃで前庭感覚を整えることも有効です。
家庭でのフォローアップ
セラピストが行った活動を自宅でも繰り返し実践します。手持ちの玩具や道具を活用し、テクスチャーや味のバリエーションを増やす食事、アロマテラピー、就寝前のリラックス法など、セラピストが時間内にできない追加の取り組みも取り入れましょう。
