臨床でのBiPAP設定変更手順

医師からBiPAP(二段階陽圧呼吸装置)を処方された場合、装置の目的と設定項目を正しく理解することが重要です。BiPAPは酸素供給と呼吸補助を行い、呼吸を楽にします。設定が不適切だったり、正しく使用しなかったりすると、症状が悪化する恐れがあります。以下に、臨床で一般的に使用される設定項目の変更手順を示します。

設定変更手順

  1. 加湿器の温度設定

    機器の電源はコンセントに接続したまま、電源ボタンはオン・オフのどちらでもない状態で調整します。
    「ヒート」ボタンを押すと温度が上がり、同ボタンをもう一度押すと下がります。

  2. フレックス(呼気時圧力変動)設定

    左または右のユーザーボタンで「フレックス」画面に移動します。
    「ヒート」ボタンでフレックス時間を増やし、「ランプ」ボタンで減らします。フレックスは呼気時の圧力を調整し、呼吸の快適さを向上させます。

  3. 立ち上がり時間(Rise Time)設定

    左または右のユーザーボタンで「ランプ」画面に移動し、そこから「立ち上がり時間」画面へスクロールします。

    「ヒート」ボタンで数値を増やし、「ランプ」ボタンで減らします。数値は1(最速)から6(最遅)まで設定でき、EPAP(呼気圧)からIPAP(吸気圧)への切り替え速度を決めます。※この設定は医師が処方した場合にのみ表示されます。

  4. ランプ圧設定

    左または右のユーザーボタンで「ランプ圧」画面に移動します。
    「ヒート」ボタンで圧力を上げ、「ランプ」ボタンで圧力を下げます。ランプ圧は睡眠開始時に低い圧力で始め、徐々に設定した高圧に上げることで、入眠時の快適さを確保します。※医師の処方がある場合にのみ表示されます。

呼吸器疾患 - 関連記事