肺組織の偶発的壊死の原因は?
結核(TB)
結核は代表的な乾酪壊死(ケース様壊死)の例です。
抗酸菌 Mycobacterium tuberculosis による慢性肉芽腫性疾患で、主に肺に感染します。
感染部位で肉芽腫が形成され、中心部が壊死すると乾酪様の組織が見られます。
その他の感染症
一部の真菌感染(例:アスペルギルス症、粘菌症)でも肺に乾酪壊死が生じることがあります。
稀な細菌感染であるノカルディア症(Nocardia 属)も同様の壊死を引き起こすことがあります。
非感染性原因
肺梗塞(血流遮断)により組織が壊死し、乾酪様変化が見られることがあります。
原因不明のサルコイドーシスは通常非乾酪性肉芽腫を形成しますが、肺内で局所的に乾酪壊死を示す例も報告されています。
肺癌も腫瘍内部で壊死が起こり、乾酪様の組織が観察されることがあります。
