嫌気呼吸の欠点とは?
嫌気呼吸は酸素が乏しい環境でも生存を可能にしますが、いくつかの重要な不利点があります。
老廃物の蓄積
嫌気的にグルコースを分解すると、乳酸(激しい運動時の筋肉)やエタノール(酵母の発酵)といった未完全分解産物が蓄積します。これらは細胞機能を阻害し、除去や変換に追加のエネルギーが必要になります。
エネルギー産生量が少ない
酸素を使った好気呼吸に比べ、嫌気呼吸ではグルコース1分子当たり生成されるATPがはるかに少なく、エネルギー効率が低いのが特徴です。
持続時間が限定的
老廃物の蓄積やエネルギー貯蔵の枯渇により、嫌気呼吸だけで長時間生存することはできません。最終的には好気呼吸へ戻すか、細胞機能障害・死に至ります。
外部電子受容体への依存
嫌気呼吸は硫酸塩、硝酸塩、フマル酸などの外部電子受容体が必要です。これらが不足または枯渇すると、嫌気呼吸は停止します。
