熱疹とニキビの違い
熱疹(ミリアリア)は汗が皮膚の下にたまり毛穴が詰まることで起こります。一方、ニキビは毛包が詰まり炎症が生じる皮膚トラブルです。両者は毛穴の詰まりという点では共通していますが、発生環境・症状・治療法に大きな違いがあります。
原因
熱疹は暑い季節や激しい運動で大量に汗をかくと発生します。また、寒い季節に厚着や電気毛布で汗をかくことでも起こります。
ニキビの正確な原因は不明ですが、ホルモンバランスの変化が大きく関与しています。思春期や妊娠中に多く見られ、年齢に関係なく発症します。
タイプと症状
ニキビは症状により様々なタイプに分かれます。膿を含む赤く痛む「膿胞」、皮下に固い「結節」、小さな赤い「丘疹」、膿がたまった「嚢胞」などがあります。開放型の黒ニキビ(黒頭)や閉鎖型の白ニキビ(白頭)もあります。
熱疹は主に3タイプです。ミリアリア・クリスタリンは透明な小丘が表面に現れ、ミリアリア・ルブラは赤くかゆみを伴う丘が表皮に出ます。ミリアリア・プロフェンダは鳥肌のような小さな突起です。
出現部位
ニキビは主に顔にできますが、背中・胸・肩・首にも現れます。
熱疹は背中・胸・肩に加えて、脇の下、肘のしわ、股間、女性の場合は胸の下にも出やすいです。
治療法
軽度の熱疹は約10日で自然に改善します。皮膚を乾燥・涼しく保つことが重要です。重症例は無水ラノリンなどの外用薬が使用されます。
ニキビは症状や再発頻度に応じて、市販の外用薬、処方薬、抗生物質、イソトレチノインなどで治療します。市販薬は効果が出るまで8週間、処方薬は4〜8週間で改善が期待されます。
