子どもの皮膚発疹の種類と対策
子どもの皮膚に現れる発疹はさまざまです。赤い斑点や膨らんだ部分、かさぶたや水ぶくれなどが見られ、かゆみや刺激感を伴うことがあります。発疹の原因は部位や持続時間で推測でき、ほとんどは自然に治りますが、感染症が原因の場合は他の子どもへ感染することがあります。正確な診断は医師に相談しましょう。
接触性皮膚炎
皮膚が炎症を起こし、腫れ、赤み、かゆみが現れます。刺激性とアレルギー性の2タイプがあります。刺激性は化学薬品、石鹸、洗剤など刺激物に触れたときに起こり、アレルギー性はラテックス、ニッケル、ウルシやオーク、スミカの樹液などのアレルゲンに触れたときに発症します。治療は口服抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬が一般的です。
湿疹(アトピー性皮膚炎)
肘や膝の裏側に乾燥してひび割れたような斑点ができ、重症例では全身に赤く鱗状で腫れた皮膚が広がります。花粉、カビ、ハウスダスト、動物のフケなどのアレルゲンに対して過敏になる子どもに多く見られます。感染性はなく、かゆみで掻くと症状が悪化し、皮膚が傷つき二次感染のリスクが高まります。根治薬はありませんが、抗ヒスタミン薬、ステロイド外用薬、保湿剤で症状をコントロールします。熱いお風呂や香料入り石鹸、ウール素材の衣服は避けましょう。
第五病(伝染性紅斑)
頬が明るい赤色に腫れ上がり、まるで平手打ちされたような斑点が現れたら、パルボウイルスB19による第五病の可能性があります。感染後4〜14日で症状が出始め、頬から腕、胴体、太もも、臀部へと広がります。発疹は5〜10日で自然に薄れますが、入浴や運動、日光で体が温まると一時的に再発することがあります。特効薬はなく、解熱剤や鎮痛剤で熱や痛みを緩和します。
リングワーム(白癬)
白癬菌という真菌が皮膚に感染し、かゆみを伴う赤く鱗状の斑点が中心部がはっきりした輪状に広がります。頭部にできると髪が抜けたり、切れ毛ができたりします。人から人、または猫や犬などの動物を介して感染しやすいです。診断は比較的容易で、抗真菌薬の外用や内服で治療します。
